全国に数百社ある香取神社の総本社であり、下総国一之宮でもある香取神宮。祀られているのは、国譲りの神話に登場する経津主大神(ふつぬしのおおかみ)です。古くから国家鎮護の神として篤い崇敬を受け、鹿島神宮・息栖神社とあわせた「東国三社めぐり」の目的地としても知られています。

おすすめは朝の参拝

地元の人間としてまずお伝えしたいのは、朝の香取神宮の気持ちよさです。観光バスが到着する前の参道は、木々の香りと鳥の声だけ。総門から朱塗りの楼門をくぐり、黒漆と檜皮葺の重厚な本殿(楼門とともに元禄期の造営で、国の重要文化財)へ。静けさの中で手を合わせると、背筋が伸びます。

本殿だけで帰らないで

本殿の参拝を終えたら、旧参道を少し歩いて奥宮へ。さらに、地中深くまで埋まっていると伝わる霊石「要石(かなめいし)」も見逃せません。地震を起こす大鯰を押さえているという言い伝えが残る、香取神宮の隠れた名所です。

帰り道は参道の茶店でひと休みを。門前のだんごや甘味は、朝歩きのごほうびにちょうどいい塩梅です。

アクセス

JR香取駅から徒歩約30分、佐原駅からタクシーで約10分。車なら東関東自動車道・佐原香取ICからすぐ。佐原の町並み散策とあわせて、半日コースでどうぞ。